今回は完全無欠コーヒー、別名バターコーヒー、バターオイルコーヒーなどと呼ばれる物を試したので、感想などお知らせします。
糖質制限ダイエットについては以下の記事を参考にして下さい
目次
完全無欠コーヒーとは
という書籍で紹介された、ココナッツオイルとグラスフェッドバターをコーヒーに加えて混ぜた飲み物です。
書籍によるとIQを上げたり、集中力が増したり、毎日0.5キロ痩せたりの効果があるとか。
他のブログなどでもたくさん紹介されているこのコーヒーですが、ただ飲んだからと言って痩せられる魔法の飲み物ではありません。
正確には、糖質制限を理解した上で、朝食や昼食の代わりに飲む事でやせていくという事です。
カロリーだけをみると、バターやオイルを加えるのでそれなりにカロリーは高いです。
あくまで糖質の代わりに良質な脂質をカロリーとして吸収するものですから、朝食をとりつつ完全無欠コーヒーを飲むと大量のカロリーを摂取する事になるので注意が必要です。
グラスフェッドバターとは
グラスフェッドとは牧草飼育の事で、従来の餌である穀物を、牧草100%にして飼育された牛から作られたバターです。
オメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸が豊富に含まれており、糖質に代わって神経細胞のエネルギーになります。
値段が高く、日本ではネットを駆使しないとあまり入手できません。
無塩バターを使っても良いそうです。
ココナッツオイルとは
ココナッツオイルとは中鎖脂肪酸が多く含まれているオイルです。
中鎖脂肪酸は腸でとても早く吸収されるため、素早くケトン体となって神経細胞のエネルギーとなります。
そのため、体内に蓄積されづらく、太りにくい油なのです。
独特の匂いがあるため、好き嫌いがあるかもしれません。
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MCTオイルとは
ココナッツオイルから中鎖脂肪酸だけを抽出し合成したのがMCTオイルです。
余計なものが入っていない無味無臭なオイルです。体質によっては下痢になりやすいようです。
MCTオイルの成分は中鎖脂肪酸だけのため、ココナッツオイルよりさらにエネルギー代謝が良く、そのためケトン体の血中濃度が下がるのも早いです。
言ってしまえばココナッツオイルより腹持ちが悪く、エネルギーを使い切ってしまうのが早いです。
MCTオイルは中鎖脂肪酸が多く、ダイエットに良いと言う表現が散見されますが、ケトン体濃度を長く持たせるためにはココナッツオイルの方が良いかもしれません。
MCTオイルだと代謝が良すぎるのでお昼頃にはお腹が空く可能性があります。MCTオイルを使うなら、カロリー量を調整して朝昼と摂取した方が良いです。
バターオイルコーヒーの作り方
- コーヒーを淹れます
- 淹れたコーヒーにココナッツオイルを大さじ1〜2杯入れます
- さらにグラスフェッドバターを大さじ1〜2杯加えます
- ブレンダーでかき混ぜて泡立てたら出来上がり
簡単ですね。
初めはスプーンで適当にかき混ぜて作っていたのですが独特の匂いがして美味しくありませんでした。
わたしはコーヒーが好きなので、香りが変わってしまうのは何とも残念です。
次にブレンダーで良く混ぜました。するとコーヒーが泡立ってクリーミーになり、味はコーヒーとは別物であるものの、そこそこ美味しい味になりました。
美味しく作るにはブレンダーできっちり混ぜるのが重要ですね。
飲んだ感想
やはりMCTオイルだとお昼前ぐらいにお腹が空いてきます。ココナッツオイルの方が腹持ちは良さそうです。
もともと糖質制限していたので大きな体感はないですね。本当に1日0.5キロずつ減りました。
考察
そもそもバターは必要なのでしょうか。
グラスフェッドバターはオメガ3脂肪酸のα-リノレン酸を摂取するためだと思いますが、α-リノレン酸はアマニ油やエゴマ油でも摂取できます。
中鎖脂肪酸を摂取してもお腹が空く場合、ピーナッツやアーモンドを適宜摂取するのが良いと思います。ナッツならビタミンEや食物繊維も摂取できます。
筋肉が減りやすくなるので、タンパク質も朝昼晩となるべくこまめに摂取する必要があります。
著者の住まいや生活環境だと、グラスフェッドバターを入手しやすいのかも知れませんが、日本では入手しづらいので、えごま油や亜麻仁油で代用すると良いでしょう。
多分その方がコーヒーの風味を損ないません。