ファスティングは数年前にブームとなりましたが、近年ケトジェニックダイエット(糖質制限)と共に再び注目を浴びてきました。
ファスティングにはどんな効果があるのでしょうか?
本当にダイエット効果はあるのでしょうか?
目次
ファスティング(断食)とは
ファスティングにも色々なやりかたがあります。
朝食を抜くだけの軽いもの
3日間の断食
1週間以上閉鎖された空間で行うもの
など様々なやり方があります。
単純に食事を取らないだけではなく、水分をとったり、野菜ジュースをとったりするのが一般的との事です。
ファスティングがもたらす効果について
- 飢餓のストレスが治癒力を高める
- 空腹時は記憶力アップ
- 宿便が万病のもと。出してから入れる
- ファスティングで排毒できる
- 精力が蘇る
- アトピー、喘息、花粉症、不妊にも効果あり
- 肥満、心臓病、糖尿病にも効果あり
3日間の断食が1番効果を感じるようで、1〜2日目はだるくて頭がボーッとし、常に食べ物の事を考えるようになります。
しかし、3日目になると、頭がさえ、食べ物もあまり欲しくなくなります。
そして、上記のようなメリットが表面化し、とてもきもちがよくなります。
これが快感になるため、ファスティングを行う人が多いのです。
終わったころには人によって2~3キロ程度減量しています。
食事を抑えることによる減量効果は確かにあるようです。
本当は危険なファスティング
断食の効果は短時間しか持たない
断食をするとアトピーや花粉症などのアレルギー症状が緩和されます。
これは事実なのですが、効果は長く持ちません。また同じような食生活をすると元に戻ってしまいます。
断食をすることで栄養が足りなくなってしまい免疫力が落ち、さらに悪化してしまいます。
デトックス効果は少ない?
デトックスは肝臓で行われますが、毒素を排出するにはタンパク質、ビタミン、ミネラルが必要です。
長い断食するとそれらの栄養素が不足するため、デトックス効果がむしろ落ちてしまいます。
慢性的な栄養不足を招く
断食によって得られる効果は短期間ですから、症状が再発する度にファスティングする悪循環に陥ってしまいます。
その結果、栄養不足で代謝も落ち消化能力も落ちてますます小食、断食へと傾いていきます。その場合肌もどんどん荒れてきます。
断食するより「断糖」
体内でアレルギー反応を起こしたり、肌を荒らしたりする原因は精製された砂糖などの糖質にあることがおおいです。
ですので、すべての食を断つのではなく、体に悪い糖質を断てばよいのです。
糖質の摂取はできるだけ減らして、たんぱく質と脂肪を積極的に摂取するように心がければ、断食に近い効果を得ることができます。
まずはタンパク質から
体を作っているのはタンパク質です。
人の体は60%が水分でできていますが、20%ほどはタンパク質でできています。
タンパク質は筋肉や臓器、髪や肌、ホルモン、酵素、免疫などさまざまな物のもとになっています。
そのため、美しい体を作るためにもタンパク質の摂取は必須です。
糖質制限するのなら、タンパク質の摂取を一番最初に始めましょう。
糖質依存が長いと、タンパク質の分解が上手くいかず、吐き気や胃のむかつきなどの消化不良を引き起こします。
胃でモノを消化する物質である酵素もタンパク質から作られているため、まずは酵素を生成し、徐々に消化できるように体質を改善していく必要があります。
プロテインでも良いので、一日90g程度摂取できるようになると良いでしょう。
タンパク質の摂取と同時に、糖質の制限も始めると良いです。
具体的には、甘いおやつを控える。三食のうち、一度だけ主食を抜くなどです。
藤川理論、ATPセット
タンパク質を十分に摂取できるようになれば、今度はサプリによって代謝を補うと良いです。
- ビタミンC 1000㎎ 一日3~5回
- ビタミンBコンプレックス 50 一日2回
- ビタミンE 400 一日1~2回
- キレート鉄 36g 一日2回
どれもiherbで購入可能です。
詳しくは参考記事をご覧ください。
ビタミンB群は筋トレや精神安定など効果は様々。不足しやすいビタミンです
上記4セット+プロテイン+低糖質+筋トレ有酸素運動
これがもっともダイエットに効果的で、なおかつ健康で美しく痩せるコツです。
栄養不足を招かないファスティング法ならおすすめ
断食によって一日の摂取するべき栄養素を減らすから体調不良が引き起こされます。
ですので、間欠的ファスティングと呼ばれる半日断食をしつつ、必要な栄養素を昼食や夕食でしっかりとることができれば、栄養不足のデメリットをなくしつつファスティングを行うことができます。
つまり、前日の夜20時には食事を済まし、翌日の12時まで断食します。
そして、昼食、夕食でしっかり一日のカロリーを摂取すればファスティングの良いところを生かしつつ効果的に痩せることができます。
この方法は私も頻繁に行っているのでおススメです。糖質を減らしたくないトレーニーにも有効なファスティング方法です。
大事なのは食べない時間をできるだけ長くすることです。
16時間ほど食事間隔を空ければ十分ファスティングの効果を得ることができます。
三日程度の長いファスティングは、個人でやるのは危険なのでお勧めしません。
ファスティングまとめ
- ファスティングの効果は一時的
- 断食から断糖の方が効果は早く出る
- ATPセット+プロテイン+低糖質+筋トレ有酸素運動
- 断食するなら間欠的ファスティング
今回の記事はいかがでしたか?
断食も糖質制限も案外難しいですが、理論をしっかり学んで、行う場合は健康にくれぐれも気を付けてください。