精神科医、藤川徳美先生の理論をまとめました。
高たんぱく+低糖質食+ATPセットで、現代の慢性疾患である、
うつなどの心の病気や肥満、生活習慣病、呼吸器疾患、高血圧、心臓病、がん、消化器疾患、不眠症、発達障害、摂食障害などあらゆる病気に効果のあ治療法です。
PMSや妊娠糖尿病、ダイエットにも効果があるため、女性には特にお勧めできます。
目次
そもそもATPってなに?
ATPとは正式にはアデノシン三リン酸と呼ばれます。
AはアデノシンのA、Tはリン酸が三つ結合してるのでトリプルの意味です。
Pはリン酸の元素記号です。
というわけで下の図をご覧ください。
手書きですがお分かりいただけたでしょうか笑
アデノシンはアデニンとリボースが結合した形です。そこにリン酸が二つ結合するとアデノシン二リン酸(ADP)になります。DはダブルのDです。三つ結合するとアデノシン三リン酸(ATP)となります。
ATPとは体内でエネルギーを発生させる重要な役割があります。
ATPのリン酸を一つはずし、ADPと変化させることで、大きなエネルギーが発生します。このエネルギーをつかって人は体を動かしたり、消化したり、ホルモンの合成にも使用されます。
人はATPという形でエネルギーを保存しているのです。また、ATPは体内で移動できるため、エネルギーを好きな場所に届けることができます。
使い終わって出来たADPはふたたび再合成され、ATPとなってエネルギーを放出します。この動きをエネルギー再生機構と呼びます。
エネルギー再生機構は酸素を使わない嫌気性と酸素を消費する好気性があります。
藤川先生式に言うと、無酸素型が解糖系、有酸素型がクエン酸回路、電子伝達系です。
電子伝達系は最もたくさんのATPを生成します。
要するに、ATPとはエネルギーを発生させるために必要不可欠ということです。
ATPを作るには
ATPの生成にはたんぱく質、キレート鉄、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンEがたくさん必要で、通常の食事では不足することが多いためサプリで摂取します。
鉄は血液中で酸素を運んだり、電子を運びます。糖や脂肪から電子を取り出してATPのエネルギーを発生させます。細胞内の電子伝達を担うためにも非常に重要です。
ADPをATPに再合成する、酸素を使わない嫌気性解糖はグルコース(糖質)から作られ、乳酸が発生しATPは二個しかできません。
酸素を消費する好気性解糖(電子伝達系)では糖質と脂質が使われ、ATPは38~130個も出来ます。
鉄不足がおきると、電子伝達系機能、クエン酸回路機能が低下し、嫌気性解糖が優先されATP生成の効率が非常に悪くなります。
この時に必要なのがビタミンB群と鉄分です。
脂肪や糖分を代謝する消化酵素はタンパク質でできておりタンパク質の摂取が少ないと脂肪を分解できず結果ATPは不足してしまいます。
特に女性はタンパク質が不足しやすいため、まずはビタミンよりタンパク質と鉄分を摂取していくことが望ましい。
ビタミンCは鉄分の吸収を促進する効果があり、ATP生成に必要なカルニチンを合成します。
ビタミンEはビタミンCとビタミンB群の効果を高めます。単体でとるよりセットでとる方が効果が高いです。
ただし、ビタミンEは鉄の吸収を阻害するため、8時間以上空けて摂取するのが望ましいです。
低糖質の効果
糖質の分解にはビタミンB1やミネラルを多く必要とします。
ビタミンミネラルが十分あればATPが生成されるますが、不足するとATP二個の嫌気性解糖となります。
代謝にも多くのエネルギーを必要とし、酵素であるタンパク質が失われます。
糖質過多によるビタミンミネラルタンパク質不足によってATPの生成は阻害されます。
図をみるとわかる通り(わかりづらいので流れだけ見てくださいwww)糖質を利用した回路だと最終的にATPは2個+36個、脂質を利用するとATPは129個生成されます。
糖質のエネルギーは非常に効率が悪いということになります。
白米、小麦、ジュース、お菓子の類は控えるのが良いです。
藤川理論の実践、うつ消しごはん
まず一番に大事なのがタンパク質です。タンパク質は体内で酵素を発生させ、代謝を良くするためまず最初に摂りたい栄養素です。
肉魚卵でも良いですが、疾患を抱えている人はそもそも低たんぱくな人が多くタンパク質の代謝が苦手で多く摂取できません。
タンパク質を摂取するためにまず少量のタンパク質から慣らしていく必要があります。
手軽に摂取できるホエイプロテインから始めると良いです。
タンパク質は一日体重と同じg~2倍くらいまでを目安に摂取します。
体重50㎏なら50g~100g程度、60㎏なら60g~120g程度まで摂取できるよう頑張りましょう。
鉄分はキレート鉄がおすすめです。NOW社の36㎎のもの一日2~3回を目安にします。
参考記事:鉄分は女性に必須な栄養素。貧血、頭痛、うつ予防に鉄分サプリ
ビタミンB群はNOW社のB50を1日2回。
参考記事:ビタミンB群は筋トレや精神安定など効果は様々。不足しやすいビタミンです
ビタミンCは大量摂取します。一回1~3g程度を複数回。下痢になる寸前まで摂取してよいです。ビタミンCはどれも効果は同じなので好きなのを買って構いません。
ビタミンEはd-αトコフェノールというものを使ってください。1日400IU~
脂肪酸から効率よくATPを生成するために脂質を多めに摂取する必要があります。
バター、生クリーム、ココナッツオイル、その他体に良い油
参考記事:体に良い脂質、悪い脂質を知って、正しい糖質制限ダイエットをしよう
炭水化物、糖質の摂取はできるだけ控えてください。ご飯は半分以下。小麦製品は禁止。お菓子ジュースも禁止。砂糖、ビール、日本酒は禁止です。
ウイスキーや焼酎は大丈夫です。ワインも甘いのでほどほどに。
藤川理論まとめ
- 高たんぱく+低糖質+ATPセットで現代病は良くなる
- まず高たんぱくと鉄を摂取できるようにすること
- 数か月単位で徐々に量を増やすこと
私もメガビタミンに出会って1年以上たちます。
以前は10時と15時の休憩には菓子パンと甘いコーヒー、夜にはビールで晩酌をしていました。
今では考えられません。メガビタミンを始めてから体温も上がり、風邪もひかなくなりました。花粉症の症状もほとんど出てません。
慢性的な病のある方から、なんかだるくて疲れの抜けない方まで誰でもお勧めできます。一度試してみてください。