今回はわたしの30年来の便秘を救った消化酵素のお話です。
わたしは子供のころから便秘気味でした。スムーズな便が出ることはほとんどなく、硬くてコロコロしたうんちしか出ませんでした。
その便秘は筋トレを始めてからさらに悪化し、ついには固すぎて慢性的な切痔になってしまいました。
そこで便秘解消にむけていろいろ取り組み、最後に行き着いたのが消化酵素サプリです。
目次
消化酵素と腸内フローラの違い
消化酵素とは主にタンパク質、脂質、糖質を分解する酵素の事です。
タンパク質を分解するプロテアーゼ
脂質を分解するリパーゼ
糖質を分解するアミラーゼ
の3つが代表的なものです。
腸内フローラは腸内のビフィズス菌や乳酸菌、酪酸菌を活性化させる事で、腸内を良好な状態に保つものです。病原体を排除したり、ビタミンB群の生成やドーパミン、セロトニンを分泌したりします。
一方、消化酵素は食べたものを消化しやすくする事前消化の役割を担います。
事前消化で消化されやすくなった結果、腸内で細菌が働きやすくなるのです。
腸内フローラを改善するために善玉菌を増やすと、腸内環境は改善されて免疫の強化や精神状態の安定など役立ちますが、それほど消化の助けにはなりません。
あくまで消化は胃酸と消化酵素で行うため、しっかりと食べ物が消化されない限り、いくら腸内フローラを改善したところで下痢や便秘になりやすくなるということです。
消化酵素が足りないとどうなるの?
消化不良により便秘や下痢になります。
体内の酵素が消化に多くのエネルギーを消費する事によって、他の仕事をする酵素が足りなくなり、ビタミンミネラルの吸収も悪くなります。
代謝がわるくなり、悪玉菌も増えて腸内環境が悪化します。
それに伴って体調不良になり、腹痛、胃もたれ、胸焼け、疲労、だるさなど様々な症状がでてきます。
その体調の悪さの原因は、消化不良から来ているのかもしれません。
消化酵素の接種は意味がない説は本当か
一時期消化酵素ドリンクなるものが流行りました。
これは高価なだけで意味はないという説が多く出ております。
そもそも、消化酵素はただのタンパク質であり、胃に入ると胃酸で分解されてアミノ酸になります。
なので口から摂取したところで消化の役にはたたないという説です。
しかしこれは間違いでした。
たしかに胃酸で分解される酵素もありますが、最近話題の麹菌などは強い酸性の中でも活躍できる菌ですし、
海外のサプリなどは脂溶性の加工がされているものもあり、腸でも働くようになっています。
↑話題のこうじサプリ。わたしは試してないが、効くと評判なので試したい。値段も手頃になっている。
サプリなどで消化酵素を摂取すると、事前消化の役割により、胃で本格的な消化活動が始まる前に食べたものを消化しやすい形に分解が進みます。
すると消化酵素を作り出す膵臓での負担が減って、消化酵素の原料となるタンパク質やビタミンミネラルの消費量も減ります。
そのため体全体の代謝が良くなってタンパク質やビタミンミネラルの吸収効率も上がるのです。
消化吸収しやすくなった食べ物が腸に入ることで、腸内細菌も活発に働きます。すなわち腸内フローラの改善に役立つのです。
消化には多くのエネルギーを必要とします。消化酵素は、腸内環境を改善するだけでなく、エネルギーを節約し、代謝を効率よく行う手助けができるのです。
↑消化酵素入りの整腸剤は種類が少ないです。強力わかもとは日本で手軽に手に入る数少ない消化酵素入りのサプリです。
健康の第一は腸内環境
腸内環境の悪化は体調悪化だけではなく、精神の状態の不安定にもつながります。
ちまたでは、便秘改善には水分を取る、運動する、食物繊維をとる、マグネシウムを摂取する、オイルをとるなどなどありますが、どれも消化を助ける効果はありません。
きちんと消化されていない、悪い便を無理矢理に排出しようとしているだけです。
重要なのは、消化をきちんと行う事です。
そのために有効なのは、消化しやすいように良く噛んでたべる、消化酵素を増やす、消化しやすいものを食べる、そもそも食べる量を減らす、などです。
良く噛んで食べるのは基本ですが、食べるものを変えたり、一時的にファスティング(断食)する事で胃腸を休めるのも効果的です。、
マルチビタミン、糖質制限と消化酵素
以上の説明から、分子栄養学や糖質制限と消化酵素は密接な関わりがある事は理解頂けると思います。
消化酵素が少なく、消化力が弱いことにより、タンパク質、ビタミン、ミネラルの吸収が阻害されます。
消化不良を改善しない限り、タンパク質、ビタミン、ミネラルをたくさん摂取しても、無駄になったり体調を崩してしまう事になります。
また、消化酵素をもっとも消費するものが砂糖です。
糖質制限をする事で消化酵素の消費は抑えられ、徐々に体調は改善していくでしょうが、
突然に糖質をゼロにして、タンパク質や脂質を大量に摂取しても、消化酵素が適切に働かない限り消化不良となって体調を崩します。
糖質制限する上では、まずタンパク質や脂質を分解できるよう体質改善してから、糖質カットに取り組む必要があるのです。
食物酵素を食べて摂取する
食物に含まれる消化酵素を食物酵素と呼びます。
ほとんどの生の食べ物には酵素が含まれており、発酵食品は食物酵素が多く含まれています
チーズ、キムチ、ヨーグルト、漬物、納豆、パイナップル、バナナ、リンゴ、ぶどう、ナッツ、玉ねぎ、大根、果物、酢、醤油、みそなど
サンマに大根おろし
ハンバーグや酢豚にパイナップル
トンカツにキャベツ
この組み合わせが定番な理由は、大根おろし、パイナップル、キャベツに食物酵素が豊富に含まれており、一緒に食べる食物を分解する働きがあるためです。
また、酵素は熱に弱いため、加熱調理することで死んでしまいます。
48℃以上で死んでしまうので、野菜などもなるべく生のままで食べましょう。
消化酵素まとめ
- 消化酵素は食べ物の事前消化に役立つ
- 消化不良は体の不調を招き、便秘や下痢につながる
- 適切な消化をすることで代謝が良くなり、あらゆる病気の改善につながる
今回の記事はいかがでしたか?
消化を良くすることは大変体によい影響を与えます。
わたしは体質的にプロテインが合わなかったようで、消化不良を引き起こし、それが便秘や体調不良を引き起こしていました。
プロテインの後に消化酵素サプリを飲むことで、宿便が出て、体が軽くなりました。
体重も1㎏以上減って、ポッコリお腹も解消しました。
ほんとに良いです。日本でたくさん売っている、効いてるかどうか分からない菌を摂取するなら、だまって消化酵素サプリ使いましょうって思ってます。
消化酵素サプリはタンパク質の消化にも効果的なので、筋トレにも役立ちます。
消化酵素サプリ、おススメです。
ちなみにわたしがiherbで購入しているのが上のサプリです。500円ちょっとでとても安いので愛用してます。